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クルル: ---
* ベストエンド不可

 クルルは長い耳の裏を掻きながらちょっと困ったような表情をして言った。
「もう……今はそんなこと言ってる場合じゃないでしょっ!? 真面目にやってよねっ!」
 ガァァ~~ン。玉砕してしまった……。
「そうだな……ごめん、今のは忘れてくれ……」
「何1人でアホニャことやってんの!? シチュエーションを考えニャさいよねっ!」
「ホントだよ! ご主人サマが一大事なのに!」
 2人にまでさんざん罵られ、下の階まで身投げしたくなってしまった……。
 いかんいかん、今はともかく千里を助けることだけに専念しよう。彼女のことは忘れて……。
 朋也は気を引き締めなおすと、あらためて号令をかけた。
「よし、キマイラに会いにいくぞ!!」


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