朋也は、身体も心もすっかり変わり果ててしまったマーヤをじっと見つめた。 「マーヤ、ごめん。お前を倒さないと、俺たちの世界が……許してくれ……」 拳を握りしめ、うめくように言葉をしぼり出す。 「朋也……」 千里が憐れみのこもった目で朋也を見つめる。 彼はパーティーの仲間たちを振り返った。 「モノスフィアとそこに棲む多くの生命を滅ぼすわけにはいかない。みんな、行くぞ!!」