「今何時だと思ってんだよ? 頼むから明日にしてくれ」 朋也は布団に包まるとそっぽを向いた。 「朋也っ! ボク、真剣なんだよ!? 一秒でも無駄にしたくないんだ!」 ジュディは思い詰めた表情で懇願したが、朋也はタヌキ寝入りを決め込んだ。 「わかったよ、もう! お前なんかには頼まないよっ!!」 部屋を飛び出すと乱暴にドアを叩き閉める。まったくあいつは気が短いんだから。寝不足になってまで特訓したっていいことないのに……。 朋也は再び夢の世界に潜り込んだ。