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クルル: --
* ベストエンド不可

「う~む……理由ならいっぱいあるぞ」
 朋也は指折り数えながら1つ1つ指摘してみせた。
「結婚するのが当たり前って価値観に縛られるのはよくないよ。今は、女性だって結婚にこだわらずに自立して生きていく道も選択できる時代なんだし──エデンじゃどうかわかんないけど。大体、結婚願望のある女の子は、結婚をゴールと考えがちだろ? そうするとだな、自己研鑽を怠って成長しなくなる! それに、所帯じみて魅力が半減しちゃうもんだ。男からすりゃ結婚前は〝女の子〟だけど、結婚しちゃえばただの〝オバサン〟だからな。おまけに太るし……フケるし……それこそ挙げたらきりがないよ」
「いいもん! クルルは別にそーゆー考えの人と結婚するわけじゃないんだからっ!」
 そういうとプイとそっぽを向いてしまう。はっきり言われちゃった。最初の理由だけでよかったか。反省……。


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