朋也はジュディの身体を引き寄せ、ギュッと抱きしめながら耳元でささやいた。
「ジュディ……大丈夫だよ。俺がいる。いつでもお前のそばにいてやる。千里の分までお前を愛してやる。お前を支えてやる。ずっと……。だから、怖がることなんてない……」
「朋也……ボクのこと、離さないでね?」
彼女は朋也の身体を強く抱き返してきた。怯えた子供のように。
「ああ。絶対離すもんか……」
朋也は彼女に対する誓いを死ぬまで守り抜くぞ、と決意を新たにした。
翌日起こるハプニングを、このときの朋也はまだ知る由もなかった──