朋也は言葉に詰まってしまった。身体的な特徴以外となると彼としても説明のしようがなく、つい要領を得ない答えが口をついて出る。 「どこって言われてもなあ……。なんつーか雰囲気がこう、全体的に、だね……」 「何よ、それ? さっぱりわかんニャイわ。まるで彼女のこと全部知ってるみたいニャ言い草ね」 やや不機嫌そうにそう言ったミャウに、朋也は答えた。
*選択肢 もちろん そんなつもりはない