「入るよ、朋也」
ジュディは朋也の寝室のドアをノックするなり返事も聞かずにズカズカと入ってきた。
「おいおい、人が寝てるところにいきなり入ってくるなよ……。俺が裸だったらどうする気だ?」
朋也は寝惚け眼をこすりながら不平を言った。
「えっ!? ……斬る」
裸を見られたうえに斬られたんじゃかなわん……。まあ、エデンに来てから着替えないで寝る習慣が付いていたので、その心配はなかったけど。
「そ、そんなことより、これからちょっと付き合ってくれないかな?」
ジュディは単刀直入に用件を述べた。剣も引っ下げたままのところを見ると、大方特訓でも始めるつもりなんだろう──