「朋也、ちょっとい~い?」 寝室のドアをノックして入ってきたのはマーヤだった。 「マーヤ? こんな時間にどうしたの?」 寝惚け眼をこすりながらベッドの上で上半身を起こす。 マーヤはやや深刻そうな面持ちで朋也の顔をしばらく見つめ、背を向けるとオズオズと口を開いた。 「あのねぇ……あたし、朋也にどうしても聞いて欲しいことがあるんだけどぉ……」
*選択肢 話してごらん 明日聞くよ