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「朋也さん、少しよろしいでしょうか?」
 寝室のドアをノックして恐縮そうに入ってきたのは、なんとフィルだった。
「ど、どうしたんだい、こんな時間に? フィルにしちゃ珍しくあわててるようだけど……」
 朋也はびっくりしてベッドの上で上半身を起こした。
「あの、実は……私、どうしてもクレメインに戻らなくてはならない事情ができてしまったのです。自分からお手伝いすると言っておきながら、大事な時に留守にするなんて大変心苦しいのですが……」
 おずおずと話を切り出す。


*選択肢    詳しく事情を聞く    気をつけてな

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