「くっ……卑怯だぞ! 千里を傷つけるなんて、そんなことできるわけないだろっ!!」 怒りの目でイヴをにらみつける。 凶悪な魔法を浴びてぐったりしていた千里が、そのとき顔を上げた。じっと朋也の目を見つめて微笑む。 「……朋也……私なら、大丈夫よ……。耐えてみせるから……。私……あなたのこと、信じてるから……あなたのこと、好きだから……だから、お願い──」 そして、声を振り絞って力の限り叫ぶ。 「私を倒してっ!!!」
*選択肢 わかった 駄目だ!